渓流釣りに必須のウェーダー。
釣りを楽しむためにも欲しいけど、ネットで探してもどれも似たような形でよくわからないですよね…
たかや
そこでこの記事では、まず初めにウェーダーがどういうものか説明した上で価格帯の違うものを選び、重さや使用感、メリットとデメリットを分かりやすくまとめました!
ウェーダーを選ぶときのポイントも分かりやすくご紹介しています。
ウェーダーひとつで渓流釣りがグッと楽しくなりますので、ぜひ参考にしてみてください。
ブーツフットウェーダーとストッキングウェーダーの違いを知ろう!
渓流釣り用の「ウェーダー」を調べていると、「ブーツフットウェーダー」と「ストッキングウェーダー」という2種類のものが出てきます。
どちらにもメリットやデメリットがあり価格帯も大きく変わりますので、初めにどのような違いがあるのか知っておきましょう。
ブーツフットウェーダーは「長靴が一体になっている」もの
長靴と胴体が一体になっているものをブーツフットウェーダーと言います。
ネット販売などでは「胴体一体型またはブーツ一体型」という記載がされています。
4000円~30000円ぐらいの価格帯で品数も豊富です。
- 上から履くだけなので脱着が楽
- ストッキングウェーダーに比べて安価
- 全くぬれない、砂やゴミが入らない
- 片付けが楽
- 暑くなると蒸れやすい
- 少々動きにくい
- 平均約2.5kgと重い
- ファッション性が悪い
たかや
- ヒップハイ・・・足だけをおおうもの
- ウエストハイ・・・腰の高さまでをおおうもの
- チェストハイ・・・胸の高さまでおおうもの
ヒップハイが一番蒸れにくく動きやすいですがデザイン面で人気がなく、ウエストハイが一番主流となっています。
ウェーダー着用時の注意点として、ウェーダーの中に水が入ると簡単に川底に沈むほど重みが増します。
確実におぼれてしまいますので、着用しているウェーダーよりも深い場所には近づかないようにしましょう。
ストッキングウェーダーは「クツが別売りになっている」もの
ブーツフットウェーダーとは違い、クツが別売りになっているものをストッキングウェーダーと言います。
「商品写真に長靴が写っていないもの」がストッキングウェーダーだと思っていただければ間違いありません。
クツがないため専用の「ウェーディングシューズ」をセットで購入する必要があり、その分値段が高くなります。
たかや
ウェーダー自体は7000円~70000円ぐらいの価格帯で、シューズは5000円~30000円ほど。
安心して使えるものをそろえると2~3万円あたりからが相場になります。
- クツの可動域が広く歩きやすい
- 1.5~2kgと比較的軽い
- クツが自由に選べる
- 費用が高い
- ウェーダーやシューズなど脱着が面倒
- 釣りに行く際の荷物が増える
- クツの中に砂やゴミが入ることがある
- 自分はぬれないが、クツが思いっきりぬれる
- 暑い季節は蒸れやすい
- 水温が低い時期は足先が冷える
たかや
- ウエストハイ・・・腰までの高さをおおうもの
- チェストハイ・・・胸までの高さをおおうもの
基本的に上記2種類のみで、ヒップハイはありません。
ブーツフットウェーダーって値段で何が変わるの?
ここまでの解説でウェーダーにも「ブーツフットウェーダー」と「ストッキングウェーダー」があることが分かりました。
この2種類のうち僕がおすすめしたいのは、安価で脱着もしやすい「ブーツフットウェーダー」です。
実際に使っていることに加え、川で出合う釣り人もみんな「ブーツフットウェーダー」を履いているのがおすすめの理由!
ではウェーダーは値段によってどのような点が変わってくるのでしょうか?
ここからは「ブーツフットウェーダー」の値段による違いをわかりやすく解説していきます!
①靴底の素材が変わる
ウェーダー選びで最も重要な部分が「靴底の素材」です。
- ラジアン・・・堤防など土の上などフラットな足場に最適
- フェルト・・・コケなどが生えた滑りやすい岩場に最適
- スパイク・・・岩場や磯場など海釣り系に最適
上記3種類があり、渓流釣りではケバケバしている「フェルト」素材が一番おすすめ!
ラジアンやスパイクは土や岩の上でのグリップ力が強いですが、渓流釣りに一番大事なぬれた岩やコケの上でかなり滑ります。
フェルト底だと滑り度合いがかなり軽減されるため、川の中を気持ちよく歩いて行けますよ!
たかや
②長靴の厚さが変わる
安すぎるものだと長靴の生地が薄く、足の甲に岩や木が触れるだけでかなりの痛みを伴います。
そしてこれが釣り中で一番のストレスに。
しっかりとした厚みのある長靴は、履きほぐれるまでに少し時間がかかりますが、慣れてくれば川の中をものすごく快適に歩けます。
なるべく日本の会社が製造している8000円~のものを購入し、安すぎるものを買わなければ問題ありません。
④水に入った時の体感温度が変わる
安すぎるものは長靴の厚さ同様に、ウェーダー自体の生地も薄くなります。
生地が薄いと遮熱効果が大きく変わり、水温が低い時期に水に入ると「体が冷えて釣りができない…」なんて状態になることも。
安すぎるものは避け、しっかりとした材質のものを購入し、快適な釣りができる装備を揃えるようにしましょう!
⑤デザインやフィット感が変わる
これは完全に好みの話です。
値段が上がればそれなりにデザインも凝ったものが多く、スタイリッシュなものも選べます。
釣果(釣りの成果)や快適性とはまた別の話になってきますので、気になる方はデザインで選ぶことも検討してみてください。
⑥暑い季節の蒸れ度合いが変わる
靴底の素材に加え、多くの釣り人が特に気にするのが「ウェーダーの蒸れ」です。
半身すべてを覆うウェーダーは空気の通りが悪く、気温が高い時期は汗もかくので特に悩まされます。
内側がメッシュ生地になっているものや、「防水透湿生地」と呼ばれる素材を使用しているものが蒸れにくくておすすめ。
しかし普通のウェーダーよりもこだわって作られている分、約1万円~と相場も高くなります。
安いウェーダーについているメッシュ生地は、薄すぎてほとんど意味がありません。
またウェーダーの蒸れが気になるのは特に移動中で、川の中に入ってしまえばほとんど気にならなくなります。
自分がやりたい釣りのスタイルに合わせて検討してみてください。
たかや
値段別!実際に着たブーツフットウェーダーをご紹介!
ここからは、僕が実際に購入したブーツフットウェーダーを値段別に使用感を交えながらご紹介していきます。
購入を検討している価格帯のウェーダーがどんな使い心地なのか、ぜひ参考にしてみてください。
最後におすすめのブーツフットウェーダーもご紹介しています。
ほぼ底値!MOZJOY ハイウエストウェーダー(4980円)のサイズと使用感
ウェーダーの中でも4980円(税込)とかなり安い、中国の会社MOZJOYのウェーダー。
身長170cmの人がサイズ27を着た様子です。
ゆったりとした着心地で動きやすいですが、渓流釣りには向きません。
ぬれた岩場やコケでとにかく滑りやすく、渓流を歩くだけでかなりの神経を使います。
とても安価ですが、撥水性をはじめウェーダーとしての機能はしっかりしています。
とにかく安く渓流釣りを始めたい方にはおすすめですが、ストレスなく楽しみたい方にはおすすめできないウェーダーです。
- 適度な大きめサイズでゆったりとした着心地
- 土や林を歩きやすい
- 長靴がやわらかく動きやすい
- 収納袋があり、片付けや持ち運びがしやすい
- 生地が薄く水の中で冷えやすい
- ぬれた場所で滑りやすい
- 長靴の生地が薄く、岩や木に少し当たるだけで足が痛む
- 靴底が薄く、中敷きを買う必要がある
- 約3kgと重く、持ち運びが大変
- 長靴の中の遊びが大きい
- 釣り中のストレスが大きい
内容品と材質紹介
しっかり折りたためば付属の収納袋にすっぽり収まります。
長靴が一体型なので、水が入ってくる心配はありません。
靴底はラジアンソールと呼ばれる素材で、田植えなどのぬかるみや土の上で高いグリップ力を発揮。
渓流に多いぬれた岩場やコケの上ではかなり滑るので注意してください。
内側はメッシュ生地ではありません。
熱が伝わりやすい材質になっており、夏は快適ですが、春先や朝方は水に入るとかなり冷えます。
胸元に内ポケットあり、小物をいれるのに便利です。
肩ひもは布製。
伸縮性はありませんが、長さが変更できますので不快感はありません。
その他補修キットも付属されています。
- 穴の開いた場所をキレイにして乾かします。
- 破損場所より大きめに修繕布をカット。
- 接着剤を破損場所に塗ります。
- 修繕布を張り合わせたらドライヤーである程度乾燥させます。
- 重みのあるもので挟み込み、約8時間放置してください。
腰用のベルトもありますので、体周りのゆとりが気になる場合はご使用ください。
足のサイズ(24~27cm)に合わせてご購入後、スポーツ店などで販売されている中敷き等で調整してください。
▼楽天・Yahoo!ショッピングでの取り扱いはありません。
お手頃お値段!ダイワ フィッシングウェーダー ウエストハイ型 FW-3201R(8945円)のサイズと使用感
日本の会社で信頼も厚く、釣り人の中でも人気が高いダイワのウェーダーです。
お値段は1万円を切る8945円(税込)。
身長170cmの人がLサイズを着た様子です。
2.5kgの重さも身に着ければ全く気にならず動きやすいですが、足首あたりに多少の窮屈感があります。
土の上でのグリップ力は少し低めですが、ぬれた岩場やコケの上でほとんど滑りません。
長靴の材質が固く靴底も適度な厚みがあり安心。岩や木が足の甲に当たっても全く痛みを感じません。
しかし材質が固すぎるが故、長靴がほぐれるまで足の甲やすねに圧迫感を感じ、長時間使用するとかなりの痛みを伴います。
- 冷たい水の中でも冷えにくい
- 生地がしっかりしていて動きやすい
- 長靴の生地が厚く岩に当たっても痛くない
- ぬれた場所でほぼ滑らない
- 靴底が厚く、中敷きもありクッション性が良い
- 長靴の材質が固く、ほぐれるまでは足が痛い
- ピッタリフィット系でサイズ感が小さめに感じる
- 収納袋がないため、片付けや持ち運びがしにくい
- 約2.5kgあり持ち運びがまぁまぁ大変
- 補修キットがない
内容品と材質紹介
長靴がほぐれるまでは足が痛むので、身長やウエストに合わせず自分の足に合わせたサイズを購入するのがおすすめです。
たかや
ウェーダーを選ぶ時のポイントまとめ
実際にブーツフットウェーダーを買ってみて感じた選ぶ時のポイントは以下です。
- ウエストや身長は無視して、足のサイズに合わせる
- 5000円ほどの安すぎるものは避ける
- 靴底がフェルトソールのものを選ぶ
- なるべく長靴がしっかりしているものを選ぶ
- 長靴がほぐれるまでは多少の時間がかかる
5000円から1万円のウェーダーにするだけで、渓流釣りの楽しさがグッと変わります。
長靴の生地がしっかりしていないと、川を歩くだけでも危険やストレスが増えとても釣りどころではありません…
なるべく安すぎるものは避け、1万円ほどのブーツフットウェーダーから始めるのがおすすめです!
どうしても決められない場合は、僕が使っているウェーダーを使ってみてください!
また色々試着したところ、ウェーダーは2万円を超えると快適性が抜群に良くなります。
より快適なものをお探しの方は、2万円以上の「防水透湿生地」が採用されているウェーダーを購入するのがおすすめです。
親子で渓流釣りを楽しみたい方は子供用のウェーダーもありますので、ぜひ覗いてみてください。